マーケットとデザインと

私は硝子体剥離と緑内障もちな上老眼がひどいので、目薬も欠かせないしメガネの具合にも気をつけています。

メガネが汚れた時は、本当は石けんで洗い水分を拭き取るのがベストなんですが、アルコールを染み込ませた紙を使ったこんな商品もあって便利だ。

メガネ拭き

左はたまプラのメガネ店で売っているもの。実に使い勝手がいい。右はホームセンターで売っていたもの。あれ、同じのがこんなに安くあるじゃん。というわけで購入。左は¥1000弱、右は¥198とかだったと思う。

さて、ホームセンターで買ってきたものを使ってみると、紙質が硬い、アルコールが拭いている間に飛んでいく。一瞬で拭いて終わりという感じ。でも、安い。

何が言いたいかというと、私は左のメガネ店で買ったものがいいなぁと思うんですが、じゃあ右の安いやつは粗悪品かというとそんなことはない。下手すると、こっちの方が売れるかもしれない(個数では)。売っているのがホームセンターで、激安。安くして、ある部分をそぎ落としても売れるものはあるという事。そこにも、ちゃんとマーケットがある。

明らかにこっちの方がいいものなんだから、うちは上等なものしか作らねー!ではなく、この商品は誰が買うのか、もう少し買う層を広げたかったら商品にどんな付加価値をつけるのか、もしくは削るのか。価格か、宣伝か、営業か。そう考えるべきだと、まぁそんな事を思ったのです。

弊社もデザイン制作の会社なので、ひたすらクオリティの高いところを目指しがちなんですが、制作部署ならそれでいいですが経営は違いますよね。もっと、どうしたら喜んでもらえるか考えていきたいですね。

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