私の好きだった広告

大貫卓也全仕事という本がある。

もう、随分昔の本だが、見返してみると私が好きだったスタイルのたくさんの広告が載っている。正攻法で、伝いたいことをストレートに表現(決してモロダシではいけない)。大貫さんの場合は、結構ウィットがあるものが多い。

じゃぁ、今の広告には無いか?というと、実はあまり見ていないのでわからない。

たぶん、無い事も無いだろうが、こういうスタイルの広告で大衆に訴えられる事が少なくなった気もするし、クライアントも納得し難い。結果、こういうスタイルは少なくなってきたんじゃないだろうか。多くの利益を生む商品の広告には多大な費用がかかるので、効果の少ない広告を打つことは出来ないが、小さなコミュニティ向けなどに、惜しみなくこういうセンスや知識を使って行けば、近年やたらとある地域のイベントなどのチラシやポスターももう少し「クオリティの高い表現の場」としての価値が生まれるんじゃないかな。

私は、もうマス媒体の広告を作ることはやっていないが、例えばチラシひとつ、HP1ページ作るにも、きっちりと考えて作っているつもりだ。もし機会があれば、自分の僅かな知識と経験を活かし、こんな素敵なデザインを作り上げてみたいと思う。toyota mark2 posuter

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