自分の目線が大事

フリーやSOHOのグラフィックデザイナーは、デザインに対する信念や感性を保持し磨き上げ進む事をしながら、一方で経営も考えなければならない。

いいデザインだから高く売れる。だから経営は安泰。などと考える人はいないだろう。

デザインの善し悪しと売り上げ、純利益とは一致しない。そもそも、デザインの善し悪しってのも曖昧なものだ。そこには、プレゼン方法や得意先に対する洞察力、話術 etcが必要で、デザインを作り上げる事とクライアントに対して良いものを提供できる事とは全く別なのである。

しかしだ、やはりグラフィックデザイナーにとって大事なのは、自分の目線で見た時、どういうデザインを良いものと思っているのかだ。

最近、いろいろ考えたが、結局そのシンプルな場所へしか辿り着かなかったというお話し。

SOHOなのだ

SOHOっていうのも、最近はあまり使わない言葉だろうか。

私は自宅で仕事をしていますんで、間違いなくSOHOです。

随分前に独立した時、スタートも今でいうSOHOになるのかな。間借りでしたね。

随分前の時代、経済がまだグルグル廻っていた時は良かったんですが、失われた10年と言われていたのに、いつの間にかマスコミは失われた20年と言い換え、この先も見えない時代に家賃は大きいですね。

SOHOのメリットといえば、

○家賃、通勤費がかからない。

○通勤電車に乗らないで済む。その時間もかけないで済む。

○何時まででも仕事ができる(終電を気にしなくていいし、タクシー代も気にならない)

デメリットもあります

●仕事とプライベートの区別がつけにくい

●機材が住居スペースを埋める

●刺激や交流が少なくなる

ウチの場合はレーザープリンターをダイニングに置いています。皆さんどうしてるんだろう?

メリットはいいとして、一番問題なのが人との交流が少なくなる事。なので、今年に入ってから積極的に人に合うようにしてます。しかも、地元横浜を中心に。

これが、意外な事にたのしい。仕事の範疇で交流する訳ではないので(勿論仕事に繋がれば嬉しいが)いろんな友達が増えていく。みんな頑張ってるし、みんな大変だ。今まで(事務所を借りていた時代)は、仕事にからんだ付き合いしかなかった。危機感もなかったんだろう。自宅仕事になった事も、きっといい方向に向いていくに違いないと感じられる。

 

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