半歩引くか、前に出るか。

前にも書きましたが、当方はフリーランスデザイナー→法人化した、なんちゃってデザイン会社でした(今は違いますが)。法人化しているフリーランスですね。私がフリーになった当初は当たり前だったんですが、最近では法人化していない人をフリーランスという括りにしている空気がありますね。まぁ、いいんですが。 “半歩引くか、前に出るか。” 続きを読む

商品はなんですか?

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デザイン事務所の仕事は、主に請け負いです。

「こういうものを作って欲しい」

「こういう媒体に載せることになった。ついては、デザインを依頼したい。」 等々。

そういえば、その昔ファイロファックスというシステム手帳が流行っていた時、

その中に入れるページを商品として作っているデザイン事務所のお手伝いをしたことがあった。

あれなんかは、自社製品の製作販売ということになる。

そう、今考えているのは仕事の依頼を待つのでは無く、どんどん作り上げることだ。

もちろん、それが商品となって新しい事業の一つとなればベストだが、それでなくてもカタチにして見えるものを外に対して見せていかなければならないと思っている。

そもそも、私たちの仕事は、目に見えないサービスや考え方なども見えるように広告にすること。

自分のことだと、なかなかうまくいかないのは昔からだが、ここは一番、「自社の商品をカタチにすること」を今年の目標にして行きたいと思う。

 

フリーランスは仲間をつくれ!

先日、地元(数駅隣)に住むイラストレーターとお仕事の依頼のためスタバで会っていた。仕事は無事お願いすることができる事となり、暫く話をしていた。

考えてみると、こんな事は今までには無かった。彼も滅多に無いですよねと言う。彼と知り合ってからは1年と経っていないが、仕事に関しては2度ほどお話をしたことがあるがその程度だ。しかし、なんというか、距離感がグッと近いのである。話していても、内容や金額、スケジュールなどが合わなければあちらからでも、こちらからでも断る結果になるだろうが、ためらい無くできる関係だと思う。この距離感は喃々だろう。やはり、地元であること。仕事以外で何度か顔を合わせる機会があること。そのため、打ち合わせなどのセッティングが早く労力を少なくできることなどから来るのだろうか。

そうだとすると、これはフリーランスにとってはとても重要なことだ。

フリーランスの売りは、まず自分の腕前、そして動きの軽やかさ。反面、大きな仕事、多くの仕事を抱えることはできない。対クライアントも1対1になるので、何か有ったときにフォローしてもらえる態勢が無い。そんなフリーにとって、もう一つクライアントに対して売りにできることが有るとすれば「あの人は、周りにいいクリエイターが沢山いる人だ」と思っていただくこと。

この業界は、仕事単位、クライアント単位のつながりが多い。つまり、タテのつながりの柱が沢山ある様なもの。クライアントや代理店からの仕事をしているデザイナー、イラストレーター、カメラマンetcのクリエイター(この呼び方はあまり好きでは無い)が交流を深めることで、自分の領域外の依頼にも対応できる、もしくは紹介することによって、クライアントに対しての信頼がアップし、仲間に対して仕事を分けることができる。

私がフリーになった頃などは、営業なんて考えなくても、いくらでも仕事が来たが、これからのフリーランスは、経営やセルフプロモーションを考えて行かなければならないと思う。そのために、仲間を増やすことはとても重要なのだ。

私は最初の方にも書いたが、地元地域のクリエイターを集めて交流すべく声をかけていこうと思う。私の中ではとても新しい試みだと思うが、会えた人にいろんな意見を聞いてみたい。

明日のために 番外編 地元での1年

9月になりました。早いですねぇ。

8月30日に地元のお祭りがありました。毎年行ってますが、今年はいつもとは違います。何が違うか。

祭り会場で知ってる何人もの人に会う!

そう、去年までは地元に知り合いは一人もいませんでした。妻と二人で焼きそばなんぞを食べながらというのが祭りの過ごし方だったんです。さすがに、一緒に楽しもうぜー、という事は無いですが、何人もの知り合いに挨拶をする。去年までとは全く違うあざみ野まつりとなりました。

そう、この一年で私の周りのいろんな事が大きく変わっていきました。まるでこれからの準備のように。沢山の知り合いとの共同作業が多くなりましたし、地元のお店や会社を経営されている方の知り合いも増えました。いろんな人に紹介できる関係もできました。抱えている地域の為のプロジェクトもいくつかありますし、増えていきます。

全ては、人と知りあった事から始まっています。

どうして知りあったのか。最初はFacebookでした。Facebookで地元の地名や横浜などで検索。面白そうな人の集まりに積極的に出向きました。

最初の頃は中区や関内方面で活動されている方、イベントなどしかありませんでしたので、関内のNPOが主催しているサクラworksなどを中心に顔を出しました。

で、そのあとに見つけたのが「あざみ野ほろ酔い交流会」。全てはここから始まったかもしれない。あざみ野ほろ酔い交流会については詳しくは書きませんが、ここで知り合った人が今プロジェクトでご一緒している人と言っても過言じゃない。

人生、何があるかわかりません。今でも、ちょっと仕事が空いた時など、あ、どうしよう、営業しなくちゃ・・・などと頭をかすめますが、時間があったら、人に会う方がいいです。無理してでも。

一人じゃ何も始まらないんですからぁ。

お仕事としてのデザインの話

このブログを始めて1年と2ヶ月が過ぎました。
このブログを開設したのは、
私も含め、仲間も知り合いでは無いが同業種の方も、
どうにも昔のようには仕事が回っていかなくなってきているのを感じてきた頃です。
私は池尻の事務所をたたみ、自宅での仕事を始めました。2012年12月からです。
2013年はほぼゼロからのスタート。どうしたら良いものかと模索していましたが、
事務所を移転したのだから、この地(地元)を中心に動くのが正攻法だと考え、
地元の店舗の仕事を少しずつ受注してきた1年でした。
グラフィックデザインと一言で言っても、ありとあらゆるお仕事があります。
広告代理店の制作スタッフとして広告を作るのも、小売り店からの依頼でPOPを作るのも
グラフィックデザインのお仕事です。ある意味、ツブシが効くのかもしれませんね。
私を含め、デザイナーと称する人種は
技術的にはあらゆるジャンルの物を作る事が可能なんです。
でも、いざ「お仕事として」というと、みんながうまくいっている訳じゃない。
苦しんでいる人が多いんじゃないでしょうか。特にフリーランスは。
この1年、私も思い知らされました。
お仕事として成り立つには、仕事が来るか来ないか。この1点次第です。

どうしたらお仕事を受注できるか。
どうしたらいいデザインになるか。

この二つの答えが揃って(正解でなくてもいいです)、
デザイナーはお仕事として(食べていける)デザインが出来るんだと思います。

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