商売はどれでも同じ

長年決まった得意先から降りてくる仕事をこなすだけで過ごしてきたのです。それがいけなかったのでしょう。いかに仕事をもらう事が大変なのか、この年になって切実に感じています。というか、どうやってもとれない。

毎日のように会社やお店を廻っていて思うのは、つまるところ、商売は皆同じという事。どの仕事も同じなんです。

得意先は物やサービスを売って、私はそのサポートをするなんて考えているうちはダメです。私もサービス業ですが、得意先が顧客に物やサービスを売るのと同じように得意先にサービスを売っているんです。そう考えられない(少し前までの自分)のは、きっと私がサラリーマン根性で仕事をしていたんだと思います。全然企業家や商売人じゃなかった。

最近の私は少し変わってきました。商売人に近づいたかなと思います。そうなってるといいんですけど。一個のイモを売る商売と、デザインをして印刷物を作るのと、何も変わらないのです。売るものの違いなんて関係ない。商売がうまい人はそれを上手に売れる。下手な人は売る事が出来ない。それだけ。

今、顧客を得る事が出来ない私はまだ、商売が下手なんでしょう。でも一生懸命考えてがんばって売っていきます。最近、ちょっと楽しいです。

会社案内の必要性

会社案内というものを作った事が無い。

お世話になっている、WEB制作会社さん、システム会社さん。共に大きい会社では無い。SOHOプラスα都行った会社だが、会社案内を作っている。インクジェットで刷った簡単なものだが。うちは長年知り合いや紹介のみで仕事をしてきたためか、そういうものを作った事が無いのだが、作ろうと思う。

うちは今、地域密着のお仕事を進めようとしている。地域の会社さんやお店から新たに仕事を貰うというのは、いかに大変な事か身にしみている最中である。そして、今までした事の無い営業をしている。それも、どのようにしたら良いのか模索中だ。業務提携してもらったサイン専門会社の社長と話している中で、サイン関係は出来るが、それ以外のものも来る(DTPがらみ)。でも、うちじゃ出来ないので皆断っているというのだ。そこで、それらの会社に営業を掛けようと思う。

さて、営業という事をした事の無い私なので、素人ながら考えた結果、まず必要なのが二つ。会社案内と価格表だ。その二つと実績、メリットを話して営業の骨子とする事にする。

その後どうなるか私にもわからないが、追って書き込みたいと思う。

店舗と事務所

うちが創業したのが1994年。創業といっても何も考えず、何の知識もなく法人登記をした。当時はバブルの真っただ中だった。九段下のワンルームマンションを借り、初めてのmac(vx)とモノクロコピー機、FAXをいずみやでリースした。それから18年、事務所と名のつく場所を借りて仕事をしてきた。

仕事の仕方次第だが、うちの会社にお客さんが来る事は滅多に無かった。

最近、サテライトデスクとして居させてもらっている業務提携先のお店が都筑区にある。必要な作業が発生した時は出向いて仕事をしているのだが、お客さんがお店に来て「コレを作って欲しい」というのが、見ていて新鮮なのだ。これは、今まで私がやってきた仕事には無い事で、頭の中にもなかった。

仕事を受けるのは、知り合いの紹介や得意先の関係者への「何かあったらお願いしますよ」的な営業(?)くらいだった。もちろんこんなことではいつか仕事は先細る。しかしそれ以外考えられなかったのだ。

さて、お店に行くとどうだろう。決して何もしなくても人が来る訳じゃないが、全く知らない人が、あちらからお店を探してやってくるのだ。この方式を、少し、いや大いに見習わなければならないと思う。今や、ネット社会。ネットでコレをやるとどういうカタチになるのか?事務所(私の場合は自宅)にこのエッセンスを入れるとどういうカタチになるのか?集客、お客さんと知り合う、触れ合うということを、もっと真剣に考えなければならないと思う。

 

 

昔話 広告屋の周辺の仕事

私のフリーランスとしてのスタートは水道橋からだ。間借りした雑居ビルに机と電話回線を引いて、フリーランス事務所のいっちょ上がり。

1989年だったと思う。もう昔のことなので覚えていないが。

周辺は出版社、印刷会社、そして写植屋が多かった。

私は東デ出身なのでこの辺りはよく知っていた。その頃は今と違って昔と変わらない感じだった。写植、軽印刷もあったがカラーコピーはまだ無かったと思う。フツーのコピー機が使われていた時代だ。

近所にあの辺りにはよくある紙焼き屋さん(わかるかなぁ〜?)があった。爺さんが経営していて、若い兄ちゃんも使っていた。つまり、あの当時にしてもそこそこ金になっていたに違いない。気のいい爺いさんで、私は好きだった。トレスコを使った紙焼きをその場で渡してくれる。あとコピーと何をやっていたんだろうか?写植や経印刷の受付もしていたかもしれない。いつも結構混んでいた。聞くところによると、昔業界にいた人で、引退後この商売を始めたらしい。

一枚数百円の紙焼きを夕方までやってる商売を、あの頃の私はなんとも思わなかったものだ。私使う人、あなた焼く人みたいな感じだった。しかし、今になってみると、その商売の堅実性がわかるのだ。夜までやる必要はないのである。客が来ないから。小さな店だったけどいいのである。あの周りは、あのお店を必要としてる客ばかりだったから。黙ってても客が来る。

今は、どの業界も客が来ない、物が売れないと言っている。ネット上では集客集客と集客教が幅を利かせてる。そして今フッと思うのだ、あの爺さんのことを。結構計算していたんじゃないか。狸め!でも、覚えていてよかったよ、爺さん。

 

新しいお仕事の方向性

私は長い間東京で企業の広告や販促の制作に携わってきまして、ほとんどBtoBのお仕事しかした事が無かったんですが、近年一般の方、所謂コンシューマーを対象としたお仕事(こう書くと面倒くさいですね)を少ししていまして、これからはその方向を更に進めた仕事もしていこうと思っています。簡単にいうと一般や個人商店向けに商品(チラシ、popに限らず何でも)を売っていこうという事です。

業務提携しているサインサポートに来るお客様を見ていると、その方たちにとって、私たちの仕事はとても必要とされている感じがするのです。もしかしたら、面と向かってのお仕事だから強く感じるのかもしれませんが。BtoBもBtoCもどんどん進めていきたいと思っています。これからも宜しくお願いいたします。

http://magic-homepage.jimdo.com/

業務提携のお知らせ

有限会社デザインスペースマジックは有限会社サインサポートと業務を提携しています。
サインサポートは地元地域の店舗サインを専門に制作している会社です。
かねてから地域のお客様の仕事をするのであれば、協業する業者さんも出来る限り地域の方と思っていました。
この提携で今までの印刷媒体よWEBのデザイン制作業務に加え、
・店舗看板制作
・デジタルサイネージ販売&映像コンテンツ制作
・ユニフォーム制作(Tシャツなど)
・名刺・ショップカードなどの印刷
・のぼり旗・横断幕制作 ほか
が受注できるようになりました。
すべてデザインから印刷、納品までワンストップで出来るのが強みです。
今後とも、何卒宜しくお願いいたします。

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