ネット社会

私が仕事をはじめた頃、まだ携帯電話もインターネットもありませんでした。
情報は本を読むか、人に聞くかぐらいしか無かったですね。
私がはじめてコンピューターを仕事に取り入れたのは1994年頃だと思います。
それから暫くして、携帯電話が普及し、インターネットの登場となりました。
(その前はパソコン通信でしたね)

それに伴い、写植屋、製版屋、簡易印刷など様々な職業がなくなりました。
しかしそれは、私たちの業界だけではありません。

街を眺めてみると、インターネットが登場した頃とは違い、小さく商売をしているお店が少なくなりました。
それは、インターネットのせいだけではありませんが、世の中がそっちの方向に動いてしまったのは確かです。
肉屋、八百屋、魚屋、豆腐屋、畳屋、額屋…

先日、家内がお世話になっている絵画の集まりで、ある人に
「展覧会のハガキの文字を直したいんだけど、今までやってもらっているところがいい顔しなくて…」
と言われたそうで、私が引き受けることにしました。
昔は街の印刷屋さんに行けばできたものが、今はインターネットじゃないと見つからない。
お年寄りはインターネットを見ることはできても、ネットで決済などは抵抗があるんでしょう。
でも、もっともっとインターネットじゃないと何も買えない時代になっていくんじゃないでしょうか。(嫌な事ですが)そして、それに乗れない方も、もっと増えるのだと思います。

コメントは受け付けていません。

Proudly powered by WordPress | テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑